あなたは、カミソリでムダ毛処理をすると「チクチク」して気になることはありませんか?
特に気にせず処理を続けると、毛がチクチクするだけでなく、肌荒れの原因となります。
このページでは「チクチクする原因」「チクチクしない方法」や、「どうすればつるつるになるのか」をまとめました。
毛を剃ったあとチクチクするのはなぜ?原因を解説
毛を剃ったあとチクチクする原因は、大きく分けて3つあります。
1.カミソリで剃ると毛の先端が鋭くなる
剃った後の毛が原因
剃る前のムダ毛は、先端が細く丸みがあるため「ふさふさと柔らかい感触」があるのですが、カミソリで剃った後は、先端が鋭くなり「チクチクとした感触」になります。
この先端が鋭くなった毛が、チクチクの正体です。
2~3枚刃で毛を短くする
カミソリは、価格によって刃の枚数が異なり、1枚刃や、多いものだと6枚刃なんてものもあります。
刃が多い方がしっかり剃れるのかなと思いがちですが、深剃りできるのは「1枚刃など刃の枚数が少ない」ものです。
肌への負担を考えると、深剃りはあまりおススメではありませんが、チクチクを無くすためのは深剃りをして、毛を最小限まで短くしなくてはなりません。
1枚刃だと皮膚まで切ってしまう危険性があるため、カミソリの扱いに慣れていない方には、2枚~3枚刃がおすすめです。
上手く剃れずに、何度も同じ箇所に刃を当ててしまうと皮膚に負担がかかるので、こまめに刃を交換して、常に剃り味を良くすることがポイントです。
2.シェービングクリームを使っていない
石けんとカミソリはダメ
カミソリで剃る時に、なにもつけずに剃ったり、石鹸やボディーソープの上から剃ったりしていませんか?
チクチクを防ぐためには、電気シェーバーで毛を剃る時以外は、必ずシェービングクリームの上から剃るようにしなくてはなりません。
シェービングクリームは滑りを良くするだけでなく、毛を柔らかくする効果があります。
毛を柔らかくすることができれば、より深くまで剃ることが出来るので、チクチクしにくくなるのです。
肌バリアが低下した状態で処理をしてはいけない
石鹸やボディーソープは、本来肌を洗浄するためのものです。
その為、石鹸やボディーソープの上から剃ることは、バリア機能が一時的に落ちた状態の肌にカミソリの刃を当てることになります。
すると肌の乾燥が進むので、雑菌も入りやすくなり、お肌に良くありません。
ムダ毛を剃るタイミングとしては、毛に水分が含まれている状態だとより剃りやすくなるので、お風呂上がりがおすすめです。
3.保湿をしていない
抑毛剤を活用しよう
毛がチクチクする状態は、言い方を変えれば、毛が硬い状態ということになります。
毛を柔らかくする為には、たんぱく質を柔らかくする成分で保湿することが効果的です。
毛のたんぱく質を柔らかくする成分は、一般的に「抑毛成分」と呼ばれており、代表的なのは「パパイン酵素」です。
パパイン酵素は青パパイヤに含まれる酵素で、肌や毛のたんぱく質を柔らかくする効果がある為、抑毛剤や、肌の古くなった角質除去に使われる美容効果が高い成分です。
剃る回数を減らすことが出来るため、毛の成長を抑える効果がある「大豆イソフラボン」も一緒に配合してあるものがおすすめです。
保湿力の高い石鹸を使おう
肌が乾燥すると、肌ざわりが悪くなり、チクチクした感触が際立ってしまいます。
乾燥しないよう、しっとりとした感触の石鹸を使い、優しく手で体を洗って下さい。
ボディーソープは、洗浄力が高いものが多い傾向にあります。
もちろんそうでないものもありますが、乾燥を防ぐためには500円以上のしっとりとした石鹸がベターです。
チクチクしないムダ毛処理の方法
チクチクしないムダ毛処理の方法を、以下の3つの部位別に解説しました。
- 「脇」の場合
- 「すね・うで」の場合
- 「ビキニライン」の場合
「脇」の場合
脇は皮膚が凸凹している為、軽く皮膚をひっぱりながら剃ります。
上半分は下へ、下半分は上へと中央に向かって剃る事が一般的です。
上手く剃れないようなら、カミソリの刃の枚数を減らしたり、脇専用のカミソリを使うと良いでしょう。
脇は、埋没毛(まいぼつもう)といって皮膚の下に毛が埋まってしまう症状が出やすいので、毛抜きで抜くのはNGです。
剃った後は、必ず保湿しましょう。
「すね・うで」の場合
すね、うでは、1番人の目が気になる部位です。
剃り跡が特に目立ちやすい為、毛を柔らかくする抑毛剤を使用しましょう。
剃った後に、洋服に触れるとかゆみがおきるようなら、炎症効果がある保湿剤を使用するのも効果的です。
すね、うでは他の部位に比べ、外気に触れやすく乾燥しやすい部位です。
特に肌が荒れやすいため、剃った後は必ず保湿をするようにしましょう。
毎日使うカミソリの刃は、2週間に1度交換し、雑菌の繁殖を防ぐため、お風呂場へ置きっぱなしにしないようにしましょう。
こうすることで、チクチクや、かゆみなどの肌トラブルを防ぐことができます。
「ビキニライン」の場合
ビキニライン専用のシェーバーを使おう
ビキニラインは、専用のシェーバーを使用するとチクチク感が抑えられます。
ビキニライン専用のシェーバーは、安全コームがついていて、Iラインも剃りやすい形状をしています。
そのため、皮膚まで切ってしまう心配がありません。
非常にデリケートな部位なので、安全面が1番大切です。
仕上げはヒートカッターで
シェーバーは安全ですが、深くまで剃れないため、抑毛剤で毛を柔らかくしてから剃るか、シェーバー処理後にヒートカッターで仕上げるのがおススメです。
ヒートカッターは、刃ですぱっと毛を切るのではなく、熱を利用して毛を焼き切るので、毛先が丸くなり、チクチクしません。
毛を焼く独特な匂いがするのが特徴です。
毛を剃ると濃くなる?
「毛を剃ると濃くなる」は間違い
よく「カミソリで毛を剃ると濃くなる」といわれますが、実際には濃くなりません。
では、なぜ濃くなると言われるようになったのでしょうか?
それは剃ると「毛の断面が広がるから」です。
剃る前の毛はフサフサしており、毛の先端が細いのですが、剃ると毛がチクチクし、断面が広がり太く見えます。
「実際には濃くなってはいないが、濃くなったように見える」が正解です。
濃くなったように見せないためには?
濃くなったように見えなくするには、シェービング剤を使用して剃ることが大切です。
アフターケアに抑毛剤を使うなど、毛を細く柔らかくすることも効果的です。
脱毛サロンやクリニックと併用するのもアリ
脱毛サロンやクリニックもひとつの選択肢
毛が太いと、正しくカミソリ処理をしていても、完全にチクチクをなくすのはむずかしくなってしまいます。
脱毛サロンやクリニックへ通うことに抵抗がある方もいるかもしれませんが、脇やひざ下など部分的に通うのでしたら、比較的安く、時間も1時間以内で施術できます。
毛が細い部位は自分で剃ったり、チクチクが気になる部位は脱毛サロンやクリニックで脱毛したり、部位によって処理の仕方を変えるのもかしこい方法です。
自分に合ったサロンやクリニックを選ぼう
脱毛サロンは、価格は安いのですが、永久脱毛ではありません。
クリニックは、脱毛サロンに比べて値段は張りますが、永久脱毛が受けられます。
どちらにもメリットとデメリットがあるので、自分に合う方法を選びましょう。
まとめ
- チクチクは、カミソリで剃り、毛の先端が鋭くなることが原因
- 対策①:カミソリの刃の枚数を少なくする
- 対策②:剃る際はシェービングクリームを使う
- 対策③:剃った後は抑毛剤で保湿をする
- 対策④:ビキニラインは、専用のシェーバーと毛をヒートカッターを使う
- 対策⑤:脱毛サロンやクリニックの部分脱毛を利用すると、価格も抑えられ時間も速く終わる
ムダ毛処理後の不快なチクチクの正体は、「毛の先端が鋭くなったこと」でした。
カミソリで剃る際には、「シェービングクリームを使うこと」「剃ったあとはきちんと保湿をすること」、シンプルですが、この2つがとても大切です。
肌が乾燥しやすいこれからの季節、さらにチクチクが不快に感じるかもしれません。
カミソリをかしこく使って、しっとりつるつる美肌を目指しましょう。