現在ムダ毛処理の主流は、病院で受けられる医療レーザー脱毛やサロンでのフラッシュ脱毛(光脱毛)ですね。
しかし30年前主流だったニードル脱毛は、今でも需要があり生き残っています。
「痛み」がネックな脱毛方法ですが、確実に永久脱毛できるという大きなメリットがあるからです。
実際私も、ニードル脱毛を受けてから30年間、一切自己処理をしていません!
ここではニードル脱毛の効果やメリット・デメリットについて、筆者の体験談をもとにお伝えしていきます。
ニードル脱毛とは?
全身から自由に選べる脱毛プラン【TBC公式サイト】
毛穴に細いニードル(針)を刺し、電流を流すことで毛根を破壊して脱毛する方法です。
毛根に電流を一瞬~数秒流す
電流を流す時間は数秒で、上手な施術者であれば1秒以下という場合もあります。
高い電流を流す方が毛根を破壊する威力が強く、肌に負担をかけません。
逆に電流を低くすると若干痛みは軽減しますが、低温やけどの状態となり肌に負担がかかります。
メリットは、一度脱毛するともう生えてこないということと、フラッシュ脱毛のように色素に反応する脱毛法ではないため、産毛や白髪にも施術できるという点です。
施術者には高い技術が必要
施術者には高い技術が求められ、手の動きが早くて確実にニードルを刺せる人が良い施術者ということになります。
1本ずつしか脱毛できない
ニードル脱毛はとにかく、1本ずつしか脱毛ができません。
同じ時間をかけても毛量が多ければ、狭い範囲しか脱毛できないということになります。
脱毛完了はワキで1年から1年半が目安
例えばワキは範囲は狭いけれど、思ったよりも毛が密集しています。
なので、個人差はありますが、ニードル脱毛でワキの完全な永久脱毛を望むなら、1年~1年半はかかるでしょう。
ニードル脱毛は効果があるの?
【TBC公式サイト】より引用
なぜ脱毛するのかというと、それはムダ毛の自己処理が面倒だからですよね?
ニードル脱毛は永久脱毛なので、一度施術すれば二度と生えてきません!
施術の時は確かに痛いですが、それに耐えればその後何十年経っても快適です。
ニードル脱毛は確実に効果があり、ムダ毛処理の必要がなくなるので利用した人の満足度は高いです。
ニードル脱毛の痛みは?
毛周期によって抜けやすさが異なる
基本的にはニードルを刺す痛みが「チクッ」とあるくらいで、数秒のことなので我慢できます。
ただし、毛根にしっかりとついている毛は短時間で抜けるのですが、古い毛やある程度成長しきって肌にただくっついているような毛はスムーズに抜けません。
肌トラブルがあると処理に時間がかかる
また自己処理を続けていると毛穴自体に問題がでてきてしまいます。
- 毛穴に対してまっすぐに毛が生えていない
- 皮膚を突き破って毛がでてこない(埋没毛)
ニードル脱毛では毛の流れに沿ってニードルを刺すため、このようなトラブル状態の毛は処理に時間がかかり、痛みが増します。
時間が10秒~20秒と長くかかると、思わず息を止めてしまうほどの痛み(刺した部分をもの凄い力で圧迫されているような痛み)を伴います。
ニードル脱毛を行っているTBCを取材
今回、ニードル脱毛についてTBCの担当者の方から話を聞くことができました。
最近は約0.4秒で処理が可能に
ニードル脱毛(美容電気脱毛)はフラッシュ脱毛に比べて痛いことは間違いありません。
しかし、使用する脱毛機器の進歩によって、今まで1本の毛を抜くのにかかっていた時間が1本1.2秒くらいだったのが、劇的に早くなって約0.4秒でできるようになってきたそうです。
部位によって痛みの程度が異なる
脱毛をする部位によっても痛みは異なり、ワキなどはそれほど痛みを感じない人もいるようです。
ムダ毛の処理をもうしたくない人は、確実に永久脱毛できるニードル脱毛が良いとTBCの方もおっしゃっていました!
ニードル脱毛とフラッシュ脱毛の比較
ニードル脱毛 | フラッシュ脱毛 | |
メリット | ・産毛や白髪も確実になくなる ・日焼け肌もOK |
・1回の施術が短い (全身1時間半程度) ・痛くない ・美肌効果が期待できる |
デメリット | ・痛い ・1回の施術時間が長い ・毛を伸ばしておかないと施術できない ・火傷など肌トラブルのリスクがある |
・産毛や細い毛は不向き ・日焼け肌は施術できない ・脱毛完了までの期間が長い (2~3年) |
レーザー脱毛やフラッシュ脱毛は黒い色に反応して脱毛するため、産毛や白髪は脱毛効果を得にくいです。
また色素沈着が強い部位、日焼けしている肌、ホクロの施術ができないという特徴があります。
そのため、次のような人にニードル脱毛はおすすめです。
- フラッシュ脱毛で全身脱毛したが、残っている産毛が気になる人
- 白髪を脱毛したい人
- ホクロから生えている毛を脱毛したい人
- 日焼けを回避するのが難しい人
特に近年は老後に介護してもらうことを想定してアンダーヘアを「介護脱毛」する人が増えており、思い立った際にすでに白髪が生えていても、ニードル脱毛なら対応が可能です。
実際に受けた体験談
ニードル脱毛をしてよかったことは「30年間、ワキのムダ毛処理を1回もしていない!」ということですね。
ニードル脱毛の脱毛効果は間違いありません!
広範囲の脱毛は時間とお金がかかる
しかし残念ながら、足など広範囲の脱毛は気の遠くなるような時間とお金が必要になります。
私は大手サロンでチケットをまとめ買いして施術をお願いしていましたが、ひざ下の脱毛は本当に大変でした。
すでに自己処理を重ねていた足だったため、皮が厚くなり、表面を突き破ってでてこない「埋没毛」が多かったのです。
そのため、一度ワックス脱毛で毛と角質を取り去り、様子をみながらのニードル脱毛開始となりました。
スタッフによって技術の差が大きい
施術者の技術の差が大きく、早くてきれいにできる人の時は痛みも少ないのですが、こわごわニードルを刺している人は施術を受けていてもなんとなくわかりました。
電流を流している時間が長いため、処理も遅いし、赤みはひかないし、サロンでお冷やししただけでは足りず、家でも冷やしていました。
今は痛みも少なく安い脱毛法があるので、特に理由がない限り、ニードル脱毛をあえて選ぶ必要はないと思います。
TBCではスタッフを「級」でランク付け
ニードル脱毛は施術する人の技術レベルによって効果やスピード、痛みがまちまちです。
そこでTBCでは、技術力のアップを図るために、年に数回、施術の試験を行い技術レベルをランク付けしています。
1級・2級・3級と分かれており、級があがることで手当がつきます。
医療機関以外で永久脱毛できるのは、ニードル脱毛を行っているTBCだけです。
ニードル脱毛はクリニック?TBC?
ニードル脱毛は医療行為とされています。
クリニックで行う場合、針を刺す=出血の可能性や、感染症のリスクがあるため、血液検査も必要です。
では、なぜエステサロンであるTBCでニードル脱毛ができるのかというと、その理由は脱毛方法の違いにあります。
絶縁針脱毛(クリニック)
医師・看護師のみ施術可能
クリニックで行われているニードル脱毛は「絶縁針脱毛」といい、医師・看護師しか施術することができません。
針の先端以外は絶縁体に包まれており、電流を毛根にだけピンポイントで流すことが可能です。
そのため痛みは少なく、電流を流す時間も短くなっています。
別途費用に注意
ただし針を購入する必要があったり、血液検査を行ったりするので別途費用がかかります。
感染症のリスクや皮膚トラブルが心配な人は、いざというときにすぐ対処してもらえるクリニックを選ぶとよいでしょう。
美容電気脱毛(TBCのスーパー脱毛)
TBCで行っているニードル脱毛は「スーパー脱毛」と呼ばれ、「美容電気脱毛」という方法で施術します。
電極で毛穴に微弱電流を流す
美容電気脱毛は、プローブという電極で毛穴にアプローチし、微弱電流を流す方法です。
絶縁針と異なり、毛根だけでなく皮膚にも電流が流れてしまうため、痛みが強く時間もかかります。
器具は使い捨てで衛生的
ですが、プローブは使い捨てで衛生的ですし、クリニックのように高額の別途費用が発生することもありません。
TBCではフラッシュ脱毛も行っているので、併用していくことも可能です。
まとめ
ニードル脱毛では1本1本確実に処理していくため、時間がかかり、広範囲の脱毛には適していません。
しかし産毛・白髪などはニードル脱毛が得意とする分野であり、未だに需要があります。
痛みは伴うものの、永久脱毛としての効果も抜群で、一度処理をしてしまえば、もうムダ毛の処理から解放されます。
ただし今は、安くて痛くない脱毛方法がたくさんあるので、ニードル脱毛にこだわる必要はないかもしれません。
まずはフラッシュ脱毛やレーザー脱毛を受けてみて、それでも抜けない毛があれば、ニードル脱毛を検討してみてはいかがでしょうか。
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