顔の印象を大きく左右する眉毛。
人からよく見える場所だからこそ、眉間も含めてセルフのお手入れが必須の部位です。
でも、左右が揃わなかったり、抜いても抜いても生えてくるといったお悩みがある人も多いのではないでしょうか?
今回は「眉毛の自己処理のやり方」や「眉毛を脱毛できるサロン・クリニック」を紹介していきます。
眉毛の自己処理方法
眉毛の自己処理を行う時に、気をつけたいのは眉の形をどうするかです。
眉毛は人の印象を変えると言われており、
- つりあがっている眉毛 → 気が強そうな印象
- 垂れ下がっている眉毛 → 優しそうな印象
- 直線的な眉毛 → 知的な印象
など印象が異なってきます。
また、眉毛にも流行があり、太い眉や細い眉、まっすぐな平行眉など、時期によってブームがきます。
そのため、処理する前にペンシルなどで眉を描いて、理想の形を見つけておきましょう。
準備するもの
まずは以下の道具を準備しましょう。
アイブロウブラシ(スクリューブラシ)
毛の流れを整えるために使います。
眉用のコームでも代用できますし、歯間ブラシを使用している人もいます。
毛抜き
トゥイザー・ツイザーとも呼ばれます。
毛抜きを繰り返すと毛根が活性化され、毛自体が太く丈夫になってしまいます。
できるだけ皮膚をおさえ、刺激を与えないようにして、毛を抜きましょう。
眉用ハサミ
先端がカーブしているハサミが、扱いやすくオススメです。
肌を傷つけず、細かいところまでカットできます。
使用する場合は、なるべく縦に持ってカットすると良いでしょう。
はさみを横にして切ると、1度に切りすぎて失敗しがちです。
また、切りにくく感じた時は、切りたいラインと平行にして持つのがポイントです。
電気シェーバーorカミソリ
電気シェーバーは購入の際、コームが一緒に付属しているものを選ぶと、眉毛のお手入れには一石二鳥となります。
眉毛には面積の小さい刃のものを使用しましょう。
カミソリは肌への負担が大きいため、できれば使用しない方がよいです。
どうしても使用しないといけない場合は、T字のカミソリではなく、I字のカミソリにしましょう。
また、I字の中でも、刃の幅が狭いものがオススメです。
基本のやり方
あらかじめ、アイブロウで眉の形を書いておくと失敗することがありません。
【眉毛のセルフ処理の手順】
- アイブロウブラシで毛流れを整える
- 作りたい眉の形からはみ出た毛で、明らかに不要なものは毛抜きで抜く
- 眉上、眉間の不要な毛は、カミソリもしくはシェーバーで剃る
- 眉下の不要な毛をハサミでカットする
- 毛の量が多い箇所は、コームをあて、コームからはみ出た毛をハサミでカットする
手入れを始めると、鏡にくっついて視線が1点に集中しがちです。
引いて全体のバランスをチェックしつつ行いましょう。
もし作りたい眉の形を左右のバランスよく描けないという人は、眉スタンプなどの便利アイテムを使用するといいかもしれませんね。
脱毛クリーム
「眉毛を脱毛するのに、脱毛クリームを使ってもいいかな?」と思う人もいるかもしれませんが、ほとんどの場合眉毛脱毛に脱毛クリームは使えません。
肌に優しいことが売りの「epilat(エピラット)」からは、数種類の脱毛クリームが販売されていますが、全ての商品において、眉毛はもちろん、顔にも使用できないようになっています。
毛のケラチンを溶かす際に肌へのダメージがある
脱毛クリームは、ケラチンというたんぱく質を溶かして毛を取り除くものです。
私たちの肌もたんぱく質でできているため、脱毛クリームを使うと少なからず肌へのダメージがあります。
特に、顔や目の周りの皮膚は薄くなっており、デリケートな場所なため、使用できません。
かぶれたり、最悪目に入って失明する恐れもありますから、使用しないようにしましょう。
眉毛は抑毛剤の効果が期待できない
「脱毛クリームはだめでも、抑毛クリーム(ローション)なら大丈夫?」と思う人もいるかもしれません。
抑毛クリームは、有効成分が毛乳頭にはたらきかけることで育毛をおさえる効果がありますが、産毛などの細い毛には効果があるものの、眉毛のような太い毛にはあまり効果が期待できません。
抑毛クリームの説明にも「眉毛やまつ毛には使わないように」という注意書きされているものが大半です。
脱毛ワックス・脱毛テープ
ワックスやテープで眉毛を脱毛する手軽な方法もあります。
ドラッグストアをはじめ、身近な薬局やネットなどで販売されており、安価で手に入りやすいです。
肌への負担が大きい
ワックス・テープ共に、脱毛箇所に塗り(貼り)、はがす時に毛根から引き抜きます。
デメリットは一気にはがすため、痛みがあり、肌への負担も大きく、赤みやかゆみが出る可能性があることです。
失敗すると取り返しがつかない
また使用するのに、ある程度毛の長さが必要で、誤って抜いてしまうと生えてくるのに数か月かかります。
失敗すると、まだらになってしまうこともあるので、慣れていないと難しい方法です。
メリットは毛根から毛を抜くため、次の毛が生えてくるまでの時間が長いことです。
また、自己処理などで青い剃り後が気になる方は、剃り跡や黒い点々などが残らないのでよいでしょう。
顔専用のアイテムを選ぶ
ちなみに、脱毛ワックスとして有名な「ブラジリアンワックス」では、首から上の脱毛は使用不可になっています。
失敗を防ぐためにも、商品を選ぶ際には、顔専用のワックス・テープを使用するようにしましょう。
家庭用脱毛機
「ケノン」やパナソニックの「光エステ」で眉のお手入れを行う人もいます。
家庭用といっても光脱毛ですから、眼球の上には照射できません。
使用するのは、眉の上側だけにしましょう。
眉毛脱毛器が付属した商品も
ケノンには、商品によって眉毛専用の脱毛器が付いています。
本体のようにフラッシュ式ではなく、処理したい毛を毛抜きのように挟み、高周波を流して処理する仕組みです。
眉毛の脱毛は時間がかかる
1本ずつの処理で、周波を流すのに1本あたり8秒を要するため、時間がかかります。
また、できるだけ根元近くをつかむ必要があり、疲れるという意見もありました。
痛みはかなり少なく、それでいて効果も高いため、評判は決して悪くありません。
興味のある方は、試してみるとよいでしょう。
なぜ、眉毛を処理してくれるサロンは少ないの?
すぐ生えてきてしまう眉毛の自己処理が面倒くさいと感じ、サロンでの眉毛脱毛を考える人もいると思います。
しかし、顔脱毛が可能なサロンは多くありますが、眉毛の処理をしてくれるサロンは少なく、施術できるのはだいたい眉上と眉間のみというのが現状です。
医療クリニックでも、対応が分かれています。
網膜にダメージを与える可能性がある
主に、サロンでは光(フラッシュ)脱毛を、クリニックではレーザー脱毛を扱っています。
眉に施術できない理由は、目の近くに位置する眉毛に光やレーザーをあてた場合、目の網膜にダメージを与え、視力が低下したり、失明する恐れがあるからです。
ゴーグルで隠れてしまう
顔を脱毛する際には、目元にゴーグルや布をあてて、目に直接光が入らないように対応します。
そのとき眉毛も一緒に隠れてしまい、処理できないことが多いのです。
眉上・眉間の毛を処理してくれるサロンはいくつかありますが、目にとても近い眉下の処理を可能としているサロン・クリニックは、滅多にありません。
眉毛を施術できるサロン・クリニック
眉毛脱毛をしてくれるサロン・クリニックを紹介します!
サロンやクリニックでの脱毛を考える方は、それぞれ対応箇所に注意して選んでくださいね。
施術できるサロン
眉毛脱毛をサロンで契約する際には、以下の選択肢があります。
- 眉上・眉間などを単体(部分脱毛)で契約する
- 顔全体をセットで契約する
- 顔も含まれる全身脱毛を契約する
眉毛の脱毛をするのに、眉毛のみピンポイントでできるサロンは非常に少ないです。
一番多いのは顔全体のコースなど、他の箇所と一緒に施術するプランになります。
どこまで脱毛したいかによって、最適なサロンが変わりますので、考えておきましょう。
エステティックTBC
サロンの中で、眉上・眉下・眉間全て施術してくれるのはTBCだけです!
1本1本に電気を流して処理
TBCでは「TBCスーパー脱毛」という美容電気脱毛を行っており、眉毛1本1本に電気を流して処理します。
施術の際には、毛が挟めるように、2~3ミリ程度の長さに毛を伸ばしておく必要があります。
メンバー価格1本119円(税込)
脱毛時の痛みは強め
個人差はありますが、電気を流した際に激しい痛みを感じます。
痛みに耐えられないと感じる人も多いため、「眉下だけ施術を受けて、大丈夫そうだったら他の部位も契約する」というように様子を見ながら通うことをおすすめします。
Dione(ディオーネ)
顔脱毛の対象範囲が非常に広い脱毛サロンです。
肌にある「毛の種」(発毛因子)に特殊な光をあてて、発毛そのものを予防する「ハイパースキン脱毛」を行っています。
ハイパースキン脱毛は一般的な光脱毛とは異なり、3歳から脱毛できるほど肌にやさしく痛みもありません。
ディオーネでは、唇・まぶた以外の顔全体の施術が可能で、眉上・眉間の施術ができます。
6回 42,000円
12回 72,000円
眉毛のみのコースはないため、顔全体脱毛を選ぶ必要があります。
STLASSH(ストラッシュ)
ストラッシュでは、光脱毛の中でも最新の「SHR(スーパーヘアーリムーバル)脱毛」を扱っています。
毛周期になく脱毛でき、最速で脱毛完了できることが売りです。
毛包に対して数回に分けて弱い光を照射するため、痛みもなく、温かく感じる程度です。
ストラッシュでは、眉間脱毛を初回500円で体験できます。
⇒ え?デメリットなし?SHR脱毛の効果・回数と仕組みまとめ
銀座カラー
眉毛のみのコースはなく、顔セットコースに含まれています。
銀座カラーは、「目の周り、眉毛から上3ミリは施術不可」としており、眉間の施術は可能です。
8回 67,800円
銀座カラーでは、顔セットの最小契約回数が8回となっており、少ない回数で始めることはできませんが、顔脱毛の範囲の広さはディオーネに匹敵します。
⇒ 銀座カラーで脱毛した体験談!評判や口コミは本当?料金は?
KIREIMO(キレイモ)
全身脱毛専門サロンのため、他サロンのように眉毛のみや顔コースはありません。
しかし、他サロンよりも全身脱毛コースに含まれる顔の対象部位が多い人気サロンです。
顔の対象部位は、おでこ・もみあげ・鼻・鼻下・両ほほ・あご・あご下の7か所で、眉上がおでこに含まれています。
月額コース9,500円(税抜)
パックプラン6回 114,000円
なんといっても全身脱毛が月額9,500円(税抜)とお手頃な料金で始められるので、全身脱毛にも興味のある人は、キレイモを選ぶとよいでしょう。
施術できるクリニック
全顔脱毛セット | 医療レーザー脱毛・美容皮膚科のアリシアクリニックより引用
医療機関で眉下まで施術できるのは、アリシアクリニックのみです。
また、医療レーザー脱毛は脱毛効果が高いぶん、失敗すると取り返しがつかなくなってしまうので、注意しましょう。
さらにサロンでの脱毛に比べ、痛みが強いことも頭に入れておいてください。
アリシアクリニック
関東中心に展開しているクリニックで、医療レーザーでありながら痛みの少ない「ライトシェアデュエット」を扱っています。
眉上・眉下(骨のある部分まで)・眉間、全てが施術可能で、眉毛のみでも通うことができます。
5回 22,000円
8回 31.680円
脱毛し放題42,240円
【眉間】
5回16,500円
8回23,760円
脱毛し放題31,680円
眉間は眉毛脱毛に含まれないので、必要であれば別途契約しなければなりません。
湘南美容外科
アレキサンドライトとウルトラ美肌脱毛という機械を、部位によって使い分けて施術してくれます。
眉毛という項目はなく、「額」の部位を選ぶと、眉上・眉間を施術してもらうことができます。
3回 17,410円
6回 28,750円
会員になると、さらにお得な値段で施術を受けられます。
⇒ 湘南美容外科・名古屋院で脱毛してわかった、良い点・悪い点
リゼクリニック
ライトシェア・デュエット、メディオスターNeXT、ジェントルYAGという3種類の脱毛機を扱うクリニックです。
患者一人一人の肌の性質に合わせた脱毛機で施術してくれます。
眉毛の項目はなく、額コースを選択すると、眉上の施術ができます。
まとめ
眉の自己処理が面倒と感じた場合には、脱毛するのも1つの方法です。
ただし、眉上・眉間を施術してくれるサロンはあっても、眉下を施術してくれるサロンやクリニックはほとんどありません。
数少ない、眉下が施術できるアリシアクリニック(医療レーザー脱毛)とTBC(美容電気脱毛)は、どちらも痛みを伴う脱毛方法です。
そのため、筆者としては「眉上・眉間は脱毛サロンで施術し、必要であれば眉下をアリシアクリニックかTBCで行う」ようにすると、痛い思いをすることが少なく済むと思います。
眉毛脱毛に興味のある人は、痛みの少ないフラッシュ脱毛で、まずは眉上や眉間から始めてみてはいかがでしょうか?
◆値段別で探す◆
◆部位別で探す◆
◆サロンVS医療◆